私は潰瘍性大腸炎になってしまいました。
難病といわれる病気のひとつで慢性的なもののため死ぬまで一生付き合っていかなければならない。
これを医師から聞いたときは正直ショックでした。
これからお話することは、潰瘍性大腸炎が判明した時の初期症状から治療薬のことについて、実体験談をふまえた内容になります。
この記事の目次
潰瘍性大腸炎とは?
潰瘍性大腸炎についてはご存知のかたも多いと思うので、ここでは多くはふれませんがサクっと簡潔に。
潰瘍性大腸炎は、原因不明の難病といわれ大腸に炎症が起きることで、下痢や血便などの症状があらわれる病気です。
この病気は年々増加傾向にあって、特に20~30代の発症率が多くなっているようです。
ちなみに私は30代で発覚しています。
潰瘍性大腸炎の初期症状とは?
個人差があると思いますが、私の場合は1番気になったのは「血便」でした。
私が「潰瘍性大腸炎」になっていたことを知るキッカケは、「採血」でした。
かかりつけの病院で採血をした際の結果が、かなりの貧血気味だったのです。
医師に血便のことを話すと、「一度大腸の検査をしたほうが良いかもしれませんね」と言われ大腸検査をすることとなります。
大腸の検査について
大腸検査をすることが決まった時に、最初に思ったのが「恥ずかしいな」ということです。
そこで、迷ったのが2種類の検査方法でした。
- 大腸カプセル内視鏡
- 大腸内視鏡(大腸カメラ)
どうやら、お尻に直接入れなくても済む「大腸カプセル内視鏡」というものがあるじゃないですか。
これは簡単にいうと、内蔵の小型カメラで写真を撮影し、その情報が転送され専門医が解析してくれるという方法。
おぉ!すごい、画期的。
こっちのほうがラクかも!?と思ったのですが、結局のところ色々考えて(知り合いの医療関係者に相談したり、、)カプセルではなく、大腸カメラを選びました。
私が大腸カメラにした理由は主に以下の点です。
- 大腸カメラのほうが費用が安い
- ポリープがあった場合に切除してもらえる
今はわかりませんが、当時いろいろ調べた時はカプセルのほうが費用が高かった。
あと、どうせお金を出して検査するなら、できることは一度に済ませたいということを考えた時に、大腸カメラなら申告すればポリープも取ってくれるという点です。
大腸検査って痛い?痛くない?
私の経験上、痛みは検査してくれる医師や麻酔の度合いによってカナリ左右されると思います。
私は、2つの病院で大腸カメラをしてもらいましたが、初めに検査した病院では痛みを感じませんでした。
一方で、2つ目の病院では痛みを伴い少し気持ち悪くなった(軽く吐き気もあったかも)のを覚えています。
近いというのが理由で後者の病院で定期的に検査を受けていますが、それ以降は麻酔を少し強めてもらっています。
ちょっとの量で、痛みが全く変わります。
強めてもらってからは、私の場合全く痛くありません。
早めの検査が吉
当たり前のことかもしれませんが、検査をしてみないことには正確なことはわかりません。
昔から痔の傾向がある私は、血便の原因が痔だと思っていました。
もちろん、痔が原因のときもあったでしょう。
しかし、痔だと思って放っておいたのも事実。
今回、大腸検査をおこなって「潰瘍性大腸炎」だと判明したわけですが、もっと早く病院に行ってみてもらっていたら…
と思うと後悔しか残りません。
とは言うものの、今更そんなことを言っても仕方のないことなので、今は治療に励むのみです。
アサコールという治療薬
潰瘍性大腸炎ということがわかり、この病気と一生を共にしないといけないわけですが、そこで重要なのがしっかりと治療していくことです。
治療方法は、症状の度合いによっても異なります。
私の場合、幸いなことにまだそれほど進んでいなかったので、直腸炎型と診断されました。(実際はもう少し奥まで進行しています)
そのため、アサコールという薬をメインに飲み続けています。
それと腸の調子を整える薬(ビオフェルミン)もひとつ。
ちなみにアサコールという薬は、潰瘍性大腸炎の治療薬としては有名どころで、あの安倍総理もこの薬を服用していたようです。
アサコールって効果あるの?
医師の診断の元、アサコールを飲み続けて約2年以上が経過しました。
結果からお伝えすると、
改善はあまり見られませんでした。。
症状としては、便の度に血便が常に出る状態で、日によってはお腹が張る感じです。
合併症も多少あります。
わたしはとにかく血便を止めたいと思っていました。
血が出ているということは、いくつもの原因が考えられます。
例えば、以下のようなことです。
- 切れ痔が原因
- 大腸の炎症が原因
- 便を出すときに直腸に刺激が加わり血が出る原因
など
切れ痔以外の原因であった場合が特に怖い。
とにかく大腸の炎症を改善したいわけです。
そうしないと、常に活動期の状態で日々過ごさなくてはいけません。
寛解期の状態を継続できるのが理想です。
【活動期とは?】
大腸に炎症があって自覚症状がある時
【寛解期(かんかいき)とは?】
大腸の炎症が治まって症状がなくなる時
最後に
結局のところ、アサコールを2年以上も飲み続けたのに血便が止まることはありませんでした。。
だからと言って、これは人によると思います。
医師いわく、私の場合は直腸のほうまで薬が届いていないのかもしれない、と助言を頂きました。
アサコールで改善される人も中にはいるようです。
アサコールも万能じゃないのか…。
2017年12月に「レクタブル」という注腸フォーム製剤が出たようです。
(フォーム剤が入っているスプレー缶/お尻に挿して注入するタイプ)
医師にすすめられ気になっているのですが、、どなたか試された方いますか?
もしいたら、下のコメント欄にどんな感じかご意見を聞かせていただけたら嬉しいです。
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