先日外付けHDDが壊れてしまいデータ復旧会社を探したところ、データリカバリーサービス株式会社という信頼できそうな業者があったのでお問い合わせをしました。
もし、これからデータリカバリーサービス株式会社に依頼してみようと検討している方は、この記事に一度目を通しておくことをおすすめします。
実際に問い合わせ、見積もりをしてみてわかった実態をお話しています。

まずは焦らず、外付けHDDの状態を確認する
まず、私の外付けHDD(ハードディスク)はカタカタと音がなりパソコンに接続しても認識されない状態でした。
これは物理的な原因が高いと考えられ、素人の私ではどうすることもできないと思い(約一日かけて色々試した結果)、データ復旧会社を探したわけです。
もし、同じような症状になっていた場合(カタカタやピーなどの普段聞いたことのない音がなっている等)は、物理的な可能性が高いと思います。
私は初めての経験で無知でしたので、色々試してしまいましたがこういった症状になってしまった場合、素人はアレコレしないほうが復旧できる確率が高くなります。
また、物理的でない場合、復旧ソフトなどで改善できたり大事なデータのみ抜き出すということも可能だったりします。
おかしくなってしまったデータの状態によっても変わってくると思いますので、可能な限り情報収集をしてどういった症状かを把握しておくことが大切だと、今回改めて感じさせられました。
データ復旧会社はどこがおすすめなのか。
ネットで検索すると色々な情報がありますが、正直どれが正解なのかわかりませんし、迷う一方。
何事もそうですが実際に試してみたり、買ってみないとわからないことって多々あります。
駄目だったら自分の責任。
なので、自分自身で調べいくつか問い合わせしてみました。
そして最終的に行き着いたのが「データリカバリーサービス」という会社です。
※ここからのお話は私が問い合わせした時の情報です。
理由は、他社より復旧率(93%以上)が高く、サイトなどの情報を見て自分が考えていた内容とマッチしていたからです。
上の画像は、データリカバリーサービス株式会社の広告です。
絶対にデータを復旧成功させます。と書かれています。
絶対になんて言ってしまっていいのだろうか…よく広告通ったな…
実は、この選択が自分の首を締めることとなります。
まずは電話で問い合わせ

「データを復旧できるなら1分でも早いほうが良い」と思っていた私はすぐさま電話で問い合わせをしました。
初めは受付の女性の方が出て、その後、症状を確認するための人に変わり、壊れかけのHDDを郵送する流れでした。
電話である程度の見積はできるかな、と思っていたのですが実際に見てみないことにはわからないということ。(5万~60万というめちゃ大雑把な金額を提示されました)
まぁ、たしかにそうかもしれないけどある程度の見積は出してもらわないと困る、と思いながらも他に手がない私はデータを郵送することに。
郵送する際は、業者側で手配をしてくれるので、梱包だけ済ましておく感じです。
移動中に症状が悪化してはいけないので、念入りに梱包をおこないました。
分解診断許可のお願い

その後、「分解診断許可のお願い」というメールが来ました。
これは簡単にいうと、HDDの開封分解をおこなわないと正確な診断結果が出せず、それを行うことで元の状態に戻せない場合がある、それでもよければ同意してくださいというものです。
これを知っていたらデータを送っていなかったかもしれません。
ただ、断ったからといってどうすることもできないので、同意するしかありません。
同意フォームにアクセスし手続きをおこないました。
ちなみにこちらは無料診断の範囲内でおこなってくれました。
診断結果の電話

次の日に、データリカバリーサービスの営業の方でしょうか、男性から診断結果の電話がかかってきました。
色々と専門的用語で説明されて、出された金額は約50万円。
そして納期は約一ヶ月。
高すぎるし…遅い。
と思い、すぐにお断りしても良かったのですが、とても大切なデータだったので一旦冷静になって考えたいと思い、折返し電話する形に。
メールでもお見積り書を送っていただき改めて検討することにしました。
見積書とにらめっこですよ。
復旧できなくても料金がかかる
私が一番納得できなかったのは、「復旧できなかったら料金はかからない」と謳っているにもかかわらず、実際はかかるというところ。
私の場合、復旧できなくても約30万円の料金がかかるといわれました。
そして復旧できたら、成果報酬としてプラス20万円ということですね。
復旧できなくても、30万円かかるなんてリスクが大きすぎます。
こちらが何も知らないからといって、足元を見られすぎ感がハンパない。
という、色々な思いやイラつきはありましたが、感情的になってはいけないと思い、少し時間を置き真剣に考え、やはり50万円は高いと思いお断りすることにしました。
再び電話/交渉される

お断りしデータの返送をしていただけることになったのも束の間、先程の男性から電話がありました。
なんだろうと電話に出てみると、声からして先程の男性(診断結果と見積りのお話をいただいた方「仮にAさんとします」)だと思っていたのですが、その人から以下のようなことを言われました。
「○○(Aさん)のほうから聞きました、ご依頼いただけない理由をお聞かせいただけますでしょうか」
んん、あれ?あなたAさんだよね?声そっくりだし話し方もAさんに似てるけど…
チョット待って、もしかして一人二役してる!?
もしかしたら私の勘違いかもしれないので、言いませんでしたが先程話した人の声を忘れるほど、私はまだボケていません。
断った理由を聞かれたので普通にお伝えすると、
「じゃあ、いくらならご依頼いただけるんですか!?」
と逆ギレ。。
おいおい。。
適当に見積り額の半額くらいの金額をつたえたところ、
「上司に相談してみます。25万円ならご依頼いただけるんですね!?」
と半ば強引に持ちかけてきたではありませんか。
捉える人によっては、これ若干脅迫に近いですよ…コワイ。
この人やばい、この会社やばい、と思って最後も丁重にお断りしました。
こんなやり取りで依頼できるわけがない。
しかも、相談したら半額にまで下がる見積り額ってどういうことよ。
明らかボッタクリやんか。
データ復旧会社は悪質会社?

ここまで読んで頂ければわかるように、私の場合、明らかに高い値段をふっかけられました。
データ復旧などって当然専門的な知識のある方しかわかりません。
私みたいな無知な素人は、復旧しようと思ったら専門業者にお願いするしかない。
藁にもすがる思いで頼るしかないわけです。
それを逆手に取り、高額な料金を提示してくるデータリカバリーサービス会社には信頼して問い合わせした分、ショックがでかい。
そして相談したら半額になっちゃうかもしれないところが、びっくりだし信頼性ゼロです。
普通に考えたら怪しまれるに決まってるのに…
決してすべてのデータ復旧会社が悪質で最悪というわけではなく、私があたった会社がたまたまそうだったのかもしれません。
中には本当に消費者のことを考えたサービスを提供してくれる会社があるのかも。
ただ、私みたいな人っているのかな~って思い調べたところ、同じように高額な料金になった人が多々見受けられました。
こういった業界なんだろうなーという実態を改めて痛感されられ、良い勉強になりました。
最後に
結局、私は復旧会社を信頼できずデータを捨てることを選びました。
もちろん大事なデータだったのでかなり悩みましたが、結果これで良かったと思います。
今後は、忘れずに定期的に外付けHDDでバックアップを取ることにします。
何重にもし、オンラインストレージなども契約しようと思っています。
また、ネットで調べると口コミや評判サイトなどがチラホラありました。
データリカバリーサービス株式会社のことを書かれている記事もありました。
そこでは良い評判が書かれていましたが、私は真逆の思いをしました。
個々に評判が違うのは当たり前のことです。
ただ、良い評判ばかりが出てくるときは疑ってかかったほうが良いかもしれませんね。
自分の身は自分で守る。
そういうことなのかな。
もっと良質なデータ復旧会社が出来るといいなー。
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